【TransportFever2】その2 鉄道計画と閉塞区間についての備忘録
前回
前回に引き続きtransportFever2の信号配置を考えます。
より複雑な停車駅の場合
pt5 停車線数を増やす場合
前回のpt4の拡張版。pt4では2線しか止まれなかったが、pt5では4線止まれる。しかしこの形は結節点で4線を受けるためデッドロックしやすく、路線キャパを超えると危険でもある。とはいえ敷地に余裕がない場合はこの形で妥協せざるを得ない場合が多い。
pt6 停車直前に退避ゾーンを設けた形
pt5の改良版。停車直前に退避ゾーンがあるため、結節点への負荷が分散される。このとき上記「区間1」部分は最低でも1台の電車が収まる程度の路線長が必要である。そのため敷地に余裕がないとこの形で敷設することは難しい。
pt7 旅客線と貨物線を分散した形
さらに大量の電車を処理するには、旅客と貨物を分散させる必要がある。貨物は路線全体のある一部分を利用する複雑な路線計画となりがちで、旅客線の邪魔になることが多くなるからだ。
pt7はpt6の改良版で、各ホームまで単線区間を無くすことですべての経路ですれ違い通過ができる。この場合も「区間1」は適切な路線長を確保する必要がある。
区間2の部分がボトルネックとなりがちなため、この部分に閉塞区間を設けるとさらに効率が良くなる。また区間2の右部分で2線に結束せず4線のまま伸ばすと、複々線となり完全に旅客と貨物を分離できる。
ちなみに敷地に余裕がなければ、通過線は4線から2線に減らしてもよい。とはいえこのクラスの駅を作る場合は相当の交通負荷が掛かることを見越している。そのため待避線も貨客分離してしまったほうが安全だ。
pt8 貨客完全分離した場合
完全分離するとかなりスッキリした形になる。区間1部分は車両が収まる長さを確保する。この場合退避レーンが通過レーンの邪魔をしないため、通過時に速度を落とすことがなくなる。重要な物流拠点などは最終的にこの形を目標にしたい。
敷地に余裕があれば区間1より左側部分を工夫して閉塞区間を設けることでより効率がよくなる。
続きは次回。次回は駅間の路線計画について