【ゲーム】cities:skylines 自然な街の作り方 その5
前回
初回
今回は中世ヨーロッパ風
今回は12世紀ごろのヨーロッパ農村を作っていこう。
この頃のヨーロッパは封建制であり、街の様子もこの制度を土台としている。封建制とは領主と農奴の主従関係からなり、領主が行政や防衛サービスを提供する代わりに農奴は生産物や軍役を供出する*1。
また三圃式農業と家畜飼育が導入され、効率的な農村運営が富の源泉となった時代でもある*2。
農村を作る
農村の概要が分かったところで、早速作っていこう。今回の立地は広大な平地と河川を擁する地区を選んだ。まずは通りを一本引き、簡単な小麦畑と牧草地を作っていく。また対岸に領主の屋敷を作ろう。
要塞化するヨーロッパの街
さて農村が発展し人口や生産力が増してくると、それに伴い各種サービス需要も生まれてくる。村の中心には教会や広場が生まれ活気が出てくると、村も大きく育っていく。
また村の魅力が増すと外敵からの侵攻も増えるため、防衛手段を講じなくてはいけない。ヨーロッパは平地が多く自然の要害が少ないため、侵攻が容易なのだ。都市そのものが要塞的にならざるを得ないため、ヨーロッパの都市は同心円状に城壁が設けられることが多い。*3
中世農村のその後
その後これらの村は都市化していき、一部の都市は領主の支配から脱する自由都市となった。またギルドの支配や宗教改革による教会の影響力低下により、封建主義制度は徐々に時代に馴染まないものとなっていった。まさにヨーロッパ田園都市風景は時代の要請により出来上がった町並みなのだ。
次回予告 城下町
次回はいよいよこの時代のクライマックスと言える城下町を作っていく。城下町は多くの人や物が往来し、まさに現代の都市の原型といえる成長エンジンを持っている。大きく発展した街を作っていきたい。