【ゲーム】cities:skylines 自然な街の作り方 その6
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城下町の成り立ち
今回は城下町を作っていこう。城下町とは近世において戦国大名等の領主の居城を中心に家臣や町人を集住させた、計画的に建設された都市である。特に江戸時代の初期には、領主の領国支配の明確化などの理由で、大規模な城下町が数多く作られた。そのため城下には異なる身分や職業別の町場が作られ、複合的な要素を内包した都市となった。*1
日本の多くの都市は城下町をルーツに持つため、参考にするサンプルが沢山ある。今回は海沿いに城下町を作るため、海を琵琶湖に見立てることで彦根城をイメージした築城をしていきたい。
楽しい造成工事
早速城下町を作っていこう。城下町は人工都市なので街づくりゲームと相性がよく、作っていて楽しい。特に造成工事は慣れるまでは面倒だが、コツを掴むとたまらない面白さがある。
城郭を作る
造成が完成したらいよいよ城郭を築こう。城郭は天守閣を擁する本丸を中心に、二の丸、三の丸で構成され、周囲には城壁や櫓、入り口の大手門などが配される。また城郭内には風光明媚な庭園などを設え、彩りある景色を形成する。
今回は城アセットなどを組み合わせ、上記の構成要素を意識しながら建設した。
真の主役 町割を作る
城郭を作ったら今度は町割だ。城下町は人工都市なので基本的には碁盤目状になる。また城下町の特徴として、意図的に丁字路や角字路、袋小路を多く設けることがある。これは外敵から侵攻を受けた際の防衛のためと言われている。一方でこれらの工夫は実際にはあまり役立たず、一種の流行りとして後発の城下町が取り入れていったという説もあり、なかなか面白い。*2
城下町のその後
その後多くの城下町は地域の政治経済の中心として発展し、県庁所在地となった都市が多い。街道の結節点であり人や物の往来が盛んなことに加え、歴史や文化的要因などもあり、地域の中心として発展していったのだ。
次回予告 寺内町
次回は寺内町を作っていく。寺内町は寺を中心に僧兵などが防衛のために作った人工都市である。少し地味だが環濠が作る異質な景観が特徴の町で、これもまた面白いのだ。
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