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【ゲーム】cities:skylines 自然な街の作り方 その14

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前回
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初回
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幕藩体制の崩壊と城下町の沈滞


今回は旧城下町の鹿島市を発展させていこう。

城下町由来の都市は、城郭のもつ行政・軍事機能が都市の成長エンジンであった。このため幕藩体制が崩壊し、城郭の機能が消失する明治時代に入ると都市は停滞していった。特に旧士卒階層の没落と離散により旧城下は荒廃することとなる。


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城下町は城郭が全ての中心であった

参考 江戸時代の鹿島城
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荒廃した城下町が県庁所在地となるまで


城下町の町割は、士卒や町人などの階層に応じて住区が分けられていた。これが城下町の都市構造変化に大きな影響を与えることになる。
まず高禄武家地で変化が起きた。これらは広い宅地であったため用途転用が容易であった。このことから行政関連施設が集中的に立地し、今日の行政中心地区が形成されていった。*1


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鹿島城土地利用の様子 武家地は城郭正面の一等地に配された


停滞し移り変わる商業中心


これら行政中心の集客機能が都市の新たな成長エンジンとなり、旧城下町都市は今後発展していくこととなる。
一方で街道沿いに発展していた町人町は、往来人口の減少により衰退していく。代わりに往来人口の多い行政中心と港を結ぶ脇街道沿いに、新たな商業中心が成長していくこととなった。
この中心地の移転という概念は、今後都市構造の変化の中で数多く目にすることとなる。


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明治初期の土地利用 旧町人町や同業職人町は停滞していった


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道路整備のため堀が埋め立てられるのもこの時期からだ


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武家地の広い区画割は学校や警察を建てるのに都合が良かった


次回予告 鉄道駅によって変化する城下町


次回は鹿島市の続きを作る。鉄道敷設によって都市が拡張し、都市の骨格が定まっていく。


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